渡米する前、「これだけは見て行きなさい」と祖母に言われ、「ねぷた」を体験した。
そしてまだロウソクの火を使って灯していた弘前の「ねぷた」は幻想的だった。
祭りの夜、こっそりと盗み見ていた同じ歳ほどの女の子の横顔。
あの美しい浴衣姿は数十年を経た今も思い浮かべることが出来る。
脳内のフォトショップで自分勝手に加工しているのかも知れないけれど。
あれ以来、弘前には2013年と2018年、いずれも秋に訪れた。
それぞれわずか一泊だけだ。
現地の人たちがこよなく愛するあの美しい岩木山にもまだ登っていない。
弘南鉄道にも乗ってない。
ブナの原生林にも入っていない。
それに十和田湖美術館は一度は行きたい現代美術館だ。
弘前に行く度に思う。
「もっとゆっくり滞在してじっくり歩き回りたいな、写真を撮ってみたいな」と。
旅の虫が騒ぎ始めている。
まぁそれはしばらく前からだけど…
今日もソーシャル・ディスタンシング|社会的距離を置いて。
生きよう。
RIcoh GR