昨年9月の大規模な山火事から半年を迎えようとしている。
今日、あの辺りが今どんな風になっているのかを見に行った。
緑豊かな山道を登ってしばらく行くと焼け焦げた森が見えてくる。
燃えなかった木々も煙による害で枯れているのが多い。
幹が真っ黒に焼け焦げた木々は赤いペイントで記されている。
後日伐採される木としてマークされているようだ。
火事が収まった直後から電力回復は続けられている。
通過した一帯では電柱も電線も復旧されているようだ。
燃えた箇所と燃えなかった箇所はまだらのようになっている。
進む間、それぞれを交互に通過する。
燃えてしまった家屋もあれば奇跡的に残ったものもある。
焼けなかった家には今も住人がそのまま生活している。
雨季が終わろうとしている初春、新しい芽が吹き出していた。
これらの芽は雑草かも知れない。
それでも森は息を吹き返そうとしている。
多くの木々は表皮が焼ければ枯れてしまう。
が、樹齢数百年から2千年の大木は落雷が直撃しても枯れない。
分厚い樹皮の内側は炎や煙の影響を受けていない事が多い。
山道に沿ってあちこちで木の伐採や瓦礫の撤廃が行われている。
狭い道を行き交う車は大半がそれらを運び出すトラックだった。
次回は消失してしまった家屋などを。
今日もソーシャル・ディスタンシング|社会的距離を置いて。
生きよう。
2021年2月 カリフォルニア州、ボニードゥーン
Leica M-P (Type 240)、Leica Summilux 50mm F/1.4