小さな写真部屋

写真・カメラとのお付き合い

火事の爪痕 2

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あれだけ大きな火事だったのに燃えなかった家屋が残っているのに驚いた。

住民たちはさぞや慌ただしく辛かったことだろう。

なんせ家の周りで巨大な炎が燃え盛っていたのだから。

 

ちなみにこの撮影場所は自宅から約20キロ北西の地点である。

ここから東側の地域には避難命令が出されていた。

もし火の手がさらに東に進んでいたら自分も避難していたはずだ。

 

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さらに驚いたのは燃えてしまった家屋や車の光景だった。

古く懐かしい型の車が置きざらしになっていたり。

基礎だけを残して消失してしまった家屋の跡が眼下の谷間に見られたり。

 

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干ばつで極度に干上がっていた地域に強風で火事が発生したのだ。

そのど真ん中にあった人間の作り物はひとたまりも無い。

 

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消失してしまった家の側の家は無事だったようだ。

でも、その家も売りに出されている。

(この地域ではそれでも6〜7千万円相当、あるいはそれ以上だ。)

 

あのような大規模な火事の後、本当に買う人がいるのだろうか?

 

3年前にサンノゼの家を売って今は借家に住みながら継続的に物件を探している。

いくらお得なお値段でも、いくら森に囲まれた環境が好きでも。

森の中の物件はとてもじゃないが買う気になれない。

 

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「再建・復興して下さい。

ご近所の皆さんが恋しい!!」

というサインもあった。

 

再建・復興、そして防火処置が進むのを願っています。

そして、気象変動を食い止めるよう、自分たちも行動しなければ。

 

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今日もソーシャル・ディスタンシング|社会的距離を置いて。

生きよう。

 

2021年2月 カリフォルニア州、ボニードゥーン 

Leica M-P (Type 240)、Leica Summilux 50mm F/1.4

 

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