山火事の爪痕を見て少々憂鬱な気分になってしまった。
ポカポカと暖かい小春日和、それも休暇だと言うのに。
そんな気分であれこれ思いながら山間の道を海岸線に向けて降りて行った。
海沿いを南北に走るハイウェイ1号線に出て南下、帰宅の途に着く。
いきなり黄色に染まった野原が目に飛び込んで来た。
ちょうど良い。
車を停めて数枚撮る事にした。
憂鬱な気分はこの広々とした黄色の野原を見て解消。
空には一点の雲も無い。
黄色と緑色がカリフォルニアの青い空に良く似合う。
「晴れ晴れ」とはこの事だな。
錆びたアンティークの農耕機もなかなか渋い。
240時間の上限に届こうとする休暇を消化するために今週は休んでいる。
どこへ行く、行ける訳でもなくただ休む一週間。
この景色だけでもその価値はあるなぁ。
今日もソーシャル・ディスタンシング|社会的距離を置いて。
生きよう。
2021年2月 カリフォルニア州、ボニードゥーン
Leica M-P (Type 240)、Leica Summilux 50mm F/1.4