小さな写真部屋

写真・カメラとのお付き合い

外出するという憂鬱

forest in black and white

 

レッドウッドの森なら良い。

自粛中だけど行きたい。

海岸沿いの遊歩路や砂浜なら良い。

風や砂を肌で感じたい。

 

スーパーは良くない。

食料は必要だけど行きたくない。

 

…なんて、だだっ子が拗ねているように聞こえる。

事実、だだっ子が拗ねている。

 

N99のマスクとレイテックスの手袋を装備。

ポケットには消毒液を用意。

カートのハンドルを店員が丹念に消毒していた。

ディープクリーニングだ。

それを横目にスーパーへ突入。

 

店内の客がそれほど多くなくて良かった。

通路をすれ違う時もお互いの顔を窺いながら両端によって距離を置く。

笑顔で「だよね〜」と交わしながら無言ですれ違う。

中には緊張感が伝わってくるような客もいる。

周囲の客との距離を意識しながらリスト通りに品物をカートに入れていく。

 

レジの店員と客側の間にはプレクシグラスのシールドが設置されていた。

スマホ以外は何も触らず、ApplePayで支払う。

 

店を出ると手袋を脱いで速攻で捨てる。

消毒液を手から肘まで塗りまくる。

ついでに口や鼻の周りも。

買ったものを車に積んで自宅へ。

 

帰宅したらガレージを閉めて真っ裸になる。

来ていた服は全て洗濯機に放り込み「湯」の設定にしてオン。

そこからシャワーへ直行して全身を洗う。

 

現時点でサンタクルーズ郡の感染者数は32。

決して多くはない。

しかし安心は全く出来ない。

 

今日もソーシャル・ディスタンシング|社会的距離を置いて。

生きよう。

 

2020年3月 ヘンリー・カウエル・レッドウッズ州立公園

Fujifilm X-Pro3、XF 16-55mm F2.8 R LM WR

 

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