Instagramにどっぷりハマっていた頃。iPhone 4, iPhone 4S, iPhone 5と進化している時で、写真のほとんどをiPhoneカメラで撮っていました。
iPhoneカメラや基本的なコントロールが出来るカメラアプリを使ってInstagramにたくさんの絵をアップしていました。
CanonEOS M3を持っていながら、です。しかもボーナスでFujifilm X100も衝動買いしていたにもかかわらず、です。
そのうち、iPhoneカメラやカメラアプリや編集ソフトを使うのが面倒臭くなってきました。小さな平ったい画面でやたら小さいコントロールを設定して平ったいソフトシャッターを押すのがウザったくなってきたんですね。老いつつある目も疲れましたし。
携帯性は優れているのですが、撮りたいと思った時に思うように撮れない。適当に絵だけ撮って編集アプリに頼るクセもついてしまっていました。
ナマケモノの私が向上心を持つことはあまりないのですが、相変わらずiPhoneを使いながらも次第に手に取れるカメラを意識し始めました。
それがきっかけでCanonEOS M3を使うことが多くなりました。
そのすぐ後に今度はCanonのメニューが煩わしいな〜と感じ始めました。世界を回った旅でCanon IXY S410を毎日使ったのでCanonのメニューにはそこそこ慣れていたはずなのですが。
コンピューターみたいだよなぁとか、デジカメだからメニューになるのは分かるけどもっとシンプルなメニュー設定と操作が出来るカメラって無いのか?とか考えてしまいました。私の場合、そういうことは感触的な相性の問題でテクニカルなものではないようです。
Ricoh GRに出会い、しばらく使ってみて相性がいいカメラだと思いました。カスタマイズ無しで出てくる色合いも好きです。すごくコンパクトな割には手の中での質感がしっかり、ちょうど良い重さに感じられました。マクロモードで静かでふんわりとした絵が撮れました。
結局、CanonEOS M3は売ってしまいました。