余談ですが…その後シュナイダーズ・ビューローではオーダーが入るようになりました。店内で試用したりシュナイダーさんのアドバイスを聞いたりシンセサイザーや音楽について雑談するお客さんも増えてきました。そのうち、ヨーロッパでは有名なシンセサイザーショップとして知名度が高くなりました。
シュナイダーさんは質の高いシンセサイザーや機材を自己開発・デザインするエンジニアたちと親しくなり、ごく小さいけれどユニークな自活性市場を作ってしまいました。
モジュラーシンセサイザーはこの10年間ほどの間に規模は小さいけれど成長率が高い音楽楽器セクターになっています。特にアナログは大人気でMOOGや日本のKORGなど著名なブランドもアナログシンセ路線を追うようになったほどです。
アナログレコードのリヴァイヴァル、根強く人気を再燃しつつある(?)フィルム写真、カセットテープの発掘、アナログモジュラーシンセサイザーの独り歩き…なんだか共通しているところがありますね。